大相撲の横綱・朝青龍関(26)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル・ウランバートル市出身=が、テレビコマーシャルの出演料などの収入を申告していなかったとして、東京国税局から05年までの3年間で約1億円の申告漏れを指摘されていたことが分かった。追徴税額は、過少申告加算税を含め約3000万円とみられ、既に修正申告しているという。
関係者によると、朝青龍関は日本相撲協会が源泉徴収する給与や懸賞金とは別に得ていたコマーシャルの収入や、04年8月31日に国会議員や著名人ら約800人を集めて行った結婚披露宴時のテレビの放映権料などの収入の税務申告に不備があったという。
朝青龍関を巡っては、大相撲夏巡業の休場届を出しながら、母国モンゴルでサッカーをしていたことが7月末に発覚。今月1日、同協会から2場所連続の出場停止など前例のない厳しい処分を受けた。自宅に引きこもる状態が続いていたが、同協会が依頼した医師から「解離性障害」と診断され、モンゴルへ帰国するかどうかが注目されている。
▽日本相撲協会・北の湖理事長の話 問題の内容を詳しく聞いていないのでよくわからないが、税務署で対応して修正申告しているのだから、もう解決していることなのだろう。
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